書く前の準備で文章が決まる。
今回は 唐木 元さんの書かれた
「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」について解説させていただきます😊
この本は、いい文章「完読される文章」を書くための文章術について書かれており、
「文章を書くのが苦手」
「文章を書くのを上手くなりたい」
「文章を書いても長くなりすぎてしまう」
そんな人におすすめの内容になってます😊
ここからは完読される文章を作るための
「準備編」「読み直し編」「もっと明確に編」に分けて解説していきます😊
目次
- 1 🌺準備🌺
- 2 💮①完食したくなるラーメンを作る。
- 3 💮②「事実」「ロジック」「言葉遣い」の順番に積み上げる。
- 4 💮③書く前に「テーマ」と「骨組み」を決める。
- 5 💮④書きそうなことを箇条書きで書き出す。
- 6 💮⑤構造シートを書く。
- 7 💮⑥基本は大事なことを先に言う。
- 8 🌺読み返して直す🌺
- 9 💮①文章は意味、字面、語呂の3つを直す。
- 10 💮②重複してる箇所を見直す。
- 11 💮③読点で区切る。
- 12 💮④ひとつの文にまとめ過ぎない。
- 13 💮⑤修正したらまた最初から読み返す。
- 14 🌺もっと明確に🌺
- 15 💮①余計な単語を削る。
- 16 💮②「が」や「で」でだらだら文章を繋げない
- 17 💮③濁し言葉を避ける
- 18 🌺まとめ🌺
🌺準備🌺
💮①完食したくなるラーメンを作る。
完読される文章とは完食されるラーメンに近いと筆者はいいます。残してしまうラーメンとはどんなラーメンでしょうか?
「量が多すぎる」「味が濃すぎる」「味が薄すぎる」「麺が伸びている」「虫が入っている」など。
それを文章に置き換えると
「文章が長すぎる」「同じことの繰り返し」
「内容の質が悪い」「つまらない」「求めてないものがある」など。
つまりこれらの逆をやれば読まれる文章になるということです😊
文章をラーメンに例えるととてもわかりやすいですよね😊
💮②「事実」「ロジック」「言葉遣い」の順番に積み上げる。
🌟事実=日付、人の名前、ものの名前、場所などの確かなもの。
🌟ロジック=こうだからこうなりたっているという論理のこと。
🌟言葉遣い=目に見えている文章
文章とはこの順番で成り立っているそうです。
例えば例文をひとつ。
「2015/08/07がこの本の発売日っす!」
この本の発売日が事実で、多少言葉遣いが悪くても発売日は伝わります。
でも、そもそもの発売日が間違っていればその文章は伝わりません😔
その文章がまずは事実であるか、ロジックがしっかりしているか、言葉遣いは適切かを確認するようにすれば、いい文章になるってことですね😊
💮③書く前に「テーマ」と「骨組み」を決める。
🌟テーマ=その文章で伝えたいこと、目的。
🌟骨組み=目的を伝えるための、なにを、どれから、どのくらい話すか、など。
テーマを決めてから骨組みを決めることが
ロジカルな文章を書くための間違えない方法です😊
💮④書きそうなことを箇条書きで書き出す。
文章に含まれそうなものを整合性を気にせずに全て書いてください。
これが文章組み立てるパーツになります😊
そして、事実(パーツ)を揃えていくのに便利なのが5W1H。
いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どうやって。
これに当てはめていくとなにが欠落しているのかが分かりやすくなるのでオススメです😊
💮⑤構造シートを書く。
構造シートとは、一連の作業を1枚の紙の上で決まったとおりに行うためのシートになります。
そのやり方を説明します。
🌟1,紙の上の方に横線を引いてテーマを書く欄を作る。
🌟2,箇条書きで書こうとしている話題を書く。
🌟3,並んだ話題を眺め、これから書くテーマを見定め、テーマ欄に書く。
🌟4,どの話題から切り出していくか吟味して、左横に順番を数字で書いていく。
🌟5,紙を替え、テーマを書き数字の順番通りに並べ直す。
🌟6,アピールしたい優先度を右横にA,B,Cの3ランクで格付けする。
順番通りに書き直すことで、全体の流れがクリアになり、仕上がりがイメージしやすくなるそうです😊
💮⑥基本は大事なことを先に言う。
文章の冒頭で結論、その文章で伝えたいことを持ってくると最後まで読みたくなるような文章になる😊
ポイントは冒頭で読者の興味をグイッと引き付けて、関心をキープしたまま完読させること。
🌺読み返して直す🌺
💮①文章は意味、字面、語呂の3つを直す。
意味は脳、字面は目、語呂は耳を使って立体的にブラッシュアップしていく必要がある。
それぞれやり方を説明していきます😊
🌟意味=脳
事実は間違っていないか、テーマと骨組みがちゃんと噛み合っているかなど。
🌟字面=目
文字は連続してないか、誤字脱字はないか、見た目的に違和感を覚える箇所はないかなど。
🌟語呂=耳
人は文章を黙って読んでいるように見えて実は脳内で再生して読んでいるもの。なので、リズムの良さは読み味に大きく影響してくる。
文章を書いた後に黙読、音読して確かめて見るといいでしょう😊
💮②重複してる箇所を見直す。
「~の」「~て」「~しました」など、
同じ単語を何回も使うと見た目も語呂も悪くなります。
❌「朝起きて、ストレッチしたら身体が軽くなって、やってよかったと気づいて、、、」
⭕「朝起きてストレッチをしたら、身体が軽くなって、やってよかったと気づいた」
こんな感じで使う単語、動詞を変えて見るといいと思います😊
💮③読点で区切る。
読点は意味の切れ目を明確にするものでこれで区切ると文章が分かりやすくなる。
❌「綺麗な人の私」
綺麗な人?綺麗な私?
⭕「綺麗な人の、私」
前者では綺麗の意味が、人なのか、私なのか分からないですよね😅
でも、読点を付けることで分かりやすくなりました😊
💮④ひとつの文にまとめ過ぎない。
❌「朝起きて、雨が降っていたので車で出勤しようと思ったが、鍵が見つからず、15分遅れて家を出たが、間に合わずに遅刻してしまった」
⭕「朝起きて、雨が降っていたので車で出勤することにした。でも鍵が見つからずに、15分遅れて家を出てしまう。おかげで仕事に間に合わなかった」
情報を小分けにすることで混乱も負担も減らすことができます😊
💮⑤修正したらまた最初から読み返す。
修正したとしても、前後のバランスや全体のリズムが悪くなっている可能性があります。
もう一度読む時は、読者目線で、初見のつもりで読むといいでしょう😊
🌺もっと明確に🌺
💮①余計な単語を削る。
引き締まった文章を作りたい場合は余計な単語は削りましょう!
削る単語は以下の5つ!
🌟1,接続詞を削る
🌟2,重複を削る
🌟3,「という」を削る
🌟4,代名詞を削る
🌟5,修飾語を削る
無くても意味が通じるものは積極的に削ってしまいましょう😊
💮②「が」や「で」でだらだら文章を繋げない
話し言葉で「が」や「で」を繋げてしまうと
伝わりにくい文章になる。
💮③濁し言葉を避ける
「など 」「~ら」「ほか」これらの何らかの存在を示す言葉のことを濁し言葉といいます。事実に対してある種の誠実さは保たれます。ですが、読み手としてはモヤモヤが残ります。そのモヤモヤを避けるために濁し言葉を使わないことをおすすめします。
濁し言葉を避けることによって、その言葉が強調されます。
🌺まとめ🌺
この内容のまとめです。
🌟①「事実」「ロジック」「言葉遣い」の順番に積み上げる。
🌟②結果、結論は先に述べる
🌟③文章は意味、字面、語呂の3つを直す
🌟④余計な単語は削り、だらだら繋げない
🌟⑤手直ししたらもう一度見直す
僕自身もこの本に書かれていることを実践しながら文章を書いてみました。
あとから読み返してみると、誤字脱字が見つかったり、文章がダラダラしていたりして、自分ではいいと思って書いていても書いていくうちに意味の分からない文章になったりするんですね😅
「読み返すこと」はいい文章を書くためには必須なんだなとわかりました!
皆さんも文章を書く際は読み返すことはするようにしましょう😊ではまた!